千葉 今日は皆さん誰にも関係あるテーマを哲学的に考えてみたいと思います。
じゃあ、まずこちらの音楽を聞いてみてください。
どうして まだ見えない
自分らしさってやつに
朝は来るのか
アイデンティティがない
生まれない らららら
(アイデンティティ/サカナクション)
千葉 この歌詞追ってみると、自分らしさがまだ見えない、自分らしさに朝が来ない、アイデンティティがない。つまり本当の自分っていうものは何なのか悩んでいる詩ですよね。
アイデンティティの悩みっていうのは若い人にとってはすごいリアルな問題。
清水 いや、まさに。最初ちょっとうん? ってなったんですけど、でもちょっと分かります。
今高校卒業して、大学行かずに仕事していこうってなったんですけど、仕事していこうにもお芝居やりたいのか、トークでいきたいのか、いろんな道筋があるじゃないですか。それを決めるにあたって、まず自分らしさっていうのを見つけないと、どこに進むとかも決められない。
千葉 基準点がない?
清水 はい。だから、まず自分らしいってなんだろうって考えているところで。
千葉 じゃあ富美加さん、切実な問題。
清水 切実です、はい。
千葉 マキタさん個人で今お仕事されていてアイデンティティの悩みってあります?
マキタ 僕はミュージシャンの活動、お笑い芸人の活動、俳優の活動、あと文筆業、四つぐらいの仕事やってるので「お前何もんなんだ?」っていつも言われてるんですよ。人はそういう感じだとなにか決めたがりません?
千葉 うん、何か軸を求めますよね。
マキタ (千葉さん)こんな格好してるから偽者なんじゃないかって。
清水 (笑)
千葉 怪しいですよね。まあ、このまま教授会も行ってるんですけどね。
清水 えー嘘でしょう(笑)
千葉 ほんと、ほんと。
清水 怒られないんですか。
千葉 大学っていうの自由のとりでなんですよ。まあ、さすがにちょっと目立ちますけど。悪目立ちしますけど。
マキタ 人が決めたがるあなたらしさっていうものと、自分の中で決まってる自分らしさってだいぶ違うと思うんですよ。
千葉 こんな皆さん実感を持って語ることができるアイデンティティの問題を今日は哲学してみたいと思います。
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