2013年11月3日日曜日

壇蜜 サワコの朝(1)「父性」




阿川佐和子 おはようございます。
 きょうのゲストはもしかして、この朝早い時間帯には合わないんじゃないの? と思ってる方もいらっしゃるかもしれませんけど、そんなことはございませんのです。
 本当に面白いと言っては失礼ですが、すてきな方です。私は大好きです。タレントの壇蜜さんにおいでいただいております。

壇蜜 おはようございます。

阿川佐和子 どうも、おはようございます。

壇蜜 すみません、朝もはよから・・・。

阿川佐和子 朝もはよからすみませんね。

壇蜜 壇蜜です。
 トークで朝っていうのはとてもリスキーだと・・・。

阿川佐和子 リスキー! リスキーですか。

壇蜜 はい、やはりよく英断をしていただいて大変うれしいです。

阿川佐和子 あ、本当に?

壇蜜 はい。

阿川佐和子 じゃあきょうは朝の壇蜜さんを・・・。

壇蜜 朝壇を(笑)

阿川佐和子 朝蜜を見せていただきたいと思います。よろしくお願いします。




阿川佐和子 まずは、壇蜜さんの記憶の中で今でも輝いている曲を・・・。

壇蜜 はい。カーペンターズの『Close To You』です。

阿川佐和子 なんで知ったんですか。

壇蜜 祖母がカーペンターズすごく好きで。ちょうど私が12、13ぐらいのときに教えてくれたんですよね。
 それで、祖母はなぜかカーペンターズの2人についてとうとうと語るんですよ。

阿川佐和子 ええ~!? あの兄弟について?

壇蜜 はい、リチャードとカレンですよね。妹カーペーンターがお兄さんのことを好きになりすぎてしまったと。

阿川佐和子 ええ。なんか禁断の愛の物語を語るような。

壇蜜 そうなんです。それで兄さんに好かれたいとか、兄さんのためにとか、兄さんが喜ぶならって思ってけなげに歌う姿が祖母にはちょっとキュンとしたみたいですね。

阿川佐和子 へえ~。

壇蜜 それを12歳に聞かされても(笑)



Close To You~



阿川佐和子 兄さん!

壇蜜 リチャード~!
 どうしたらいいんでしょうね(笑)

阿川佐和子 ええ~?

壇蜜 朝から・・・。

阿川佐和子 朝から。でも、そういう恋愛にちょっとあこがれるというか、夢見るっていうところがあったんですか。カーペンターズ聴きながら。

壇蜜 そうですね。一人っ子だったので、やはり年上のお兄さんみたいな人がとか、先輩みたいな人がいたらいいなっていう想像はしてました。

阿川佐和子 私もそうだったんだけれど、女子ばっかりの学校で育ったんですよね?

壇蜜 そうなんですよ。女子校育ちで。

阿川佐和子 そうすると身近に男子学生なんかいないから、なおさら、こう、なんて言うのか・・・。

壇蜜 そうですね、とても憧れてましたし。父親が単身赴任で14、15歳ぐらいで東京を離れてしまっていたので・・・。

阿川佐和子 ああ、そう。

壇蜜 男性に甘えるとか、男性を頼りにするっていう思いでだったり、そういう機能がちょっとかけてるのかもしれないですね。
 だから恐らく自分の恋人も父性がないとお付き合いできない人だと思うので、自分が。

阿川佐和子 あっ、じゃあ娘のようにかわいがってくれるような人がいいわけですか。

壇蜜 はい。いろんな意味での男性の頼りっていうのに依存することがすごく考えられると思ってます。

阿川佐和子 ほお~。

壇蜜 彼は自分の父親であり、恋人でありっていう。

阿川佐和子 じゃあおじさん臭があっても?

壇蜜 そのほうが安心するのかもしれない。

阿川佐和子 おっ、そのほうがいいの?

壇蜜 はい。

阿川佐和子 まあ~。世のおじさんが喜ぶこと、大変ですよ、もう~(笑)


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